2.種族と生態

 人(純人)
■ 人間 0CP

人間は、現時点でのニトロファンタジア世界の実質的支配者です。
単独行動時は無力かつ中立ですが、心の奥底に嫉妬、裏切りといった負の感情を秘めているために、自分が裏切られることを激しく恐れ、コミュニティーの反逆者には社会的な制裁を加えます。
彼らはきれいごとと殺し合いが大好きで、大義名分を作っては群れで対象を襲う、仲間意識の強い種族でもあります。
人間には時折、純粋な心と行動力を持った“勇者”生まれ、そういった異端は最前線へと送られることで早死にをうながされます。
なお、変身獣人も、変身前が人間ならば種族は人間です。

街での職業:兵士、自営業、管理職、研究職など、頭脳労働、人の上に立つ職業。

 
 獣人
■ 鳥人(獣人/鳥) 15CP

 体力-1 敏捷力+1 知力-1
 短命 鋭敏視覚Lv3 暗所での近視 翼での飛行/ただし軽荷以下のみ

アロクラ王国、スガルア王国に広く分布する、翼を持った獣人です。翼をもった人間のような姿のものから、知能を持った鳥のようなものまで、その外見は多種多様です。
飛行能力を備えている点が、他の種族と大きく異なります。この能力によって、断崖絶壁を上り下りしたり、川を泳がず渡るなど、様々な恩恵を得ることができます。
しかし、狭くて暗いダンジョンでは十分に力を発揮する事ができません。空が飛べなくなったり、物がよく見えなくなったりするのです。鳥目対策には、たいまつやカンテラ、何か不思議な力のあるゴーグルなどをご用意ください。

街での職業:宅配業、便利屋、兵士。

■ 獣人/猫 15CP

 敏捷力+1 知力-1
 暗視 猫受け身 柔軟 好奇心Lv2 グルメ 猫の瞳

猫の他にも、虎など猫科の動物全般の獣人です。
猫獣人は、ニトロファンタジアでは鳥人に次いでメジャーな獣人として、アロクラ王国を中心にスガルア王国にも多く分布しています。
愛らしい猫耳と尻尾が魅力的で、人間度が高いために街でメイドなどの仕事についていることも少なくありません。
獣人は一部の地域で差別を受けますが、猫獣人は一部の層で妄信的な人気があるために、冒険の上でもそう困ることはないでしょう。ただ、誘拐や人身売買の対象としても高い人気があることには気をつけなければいけません。
彼らは本来、気まぐれで誇り高い種族なのですが、最近はすっかり人間に飼いならされてしまっているようです。しかしもしかすると、狡猾な彼らは人間社会に潜り込み、種族の誇りを取り戻す機会を伺っているのかもしれません。

街での職業:メイド、接客業など、人と接する仕事、愛想を売る仕事。奴隷、愛人。

 
■ 獣人/犬 15CP

 敏捷力+1 知力-1
 超嗅覚 方向感覚 カリスマ -10CP分の義務感

アロクラ王国では比較的メジャーな、狼などの犬科の獣人です。
犬獣人は忠実で人懐っこいため、人間のパートナーとして各分野で活躍しています。
しかし狼よりの犬獣人は種族の仲間意識が強い分、人間にこびる犬獣人を快く思っていない者も少なからずいます。
また、人間には好かれている彼らですが、猫や猿の獣人とは微妙な位置関係にある、難しい種族でもあるのです。
義務感の対象は、GMと相談して決定してください。君主や指導者、恩人など目上の者であるのが一般的で、家族や友人は選ぶことが出来ません。

街での職業:兵士、護衛、警備など、運動能力と信頼が求められる仕事。接客業。管理職。

 
■ 獣人/兎 10CP

 知力-1
 魅力的 動物共感 超音波聴覚 鋭敏聴覚Lv4 指向性聴覚Lv3 短命 超跳躍Lv2
 内気Lv1 平和愛好/自衛のみor非殺 社会的弱者/一部地域での被差別集団
 中毒/何かかじっていないと落ち着かない。ガムなどでも我慢できる。

赤い瞳が印象的な兎獣人は、寂しがりやで争いを好まない、ベジタリアンの種族です。
獣人としては少し珍しい種族ですから、野生よりもむしろ、捕獲されて売られていたり、どこかで働いていたりする姿を見る機会の方が多いかもしれません。
性格が内気で大人しいために、いつも多種族に使役され、これまでの一族の歴史は暗く過酷なものでした。
頭から生えたキュートな長い耳は、様々な危険から身を守る手段として発達したものなのですが、兎獣人と同じ赤い瞳を持つ魔族・コピー人間の出現により、もうしばらくは暗い歴史が続くことになりそうです。
なお、兎獣人は、におい付けという習性を持っています。
あごと鼠径(そけい)のところに臭腺があり、ここから出るニオイのある分泌物をいろいろなものに付けるのです。親愛の表現なので、あなたに顔をこすり付けてきたら、仲間だと思われている証拠です。しかし、女は男ほどこの臭腺が発達していないので、臭い付けをするのは大抵男です。男だって可愛いので、素直に喜びましょう。

街での職業:メイド、接客業、狩りの標的、奴隷、加工製品の材料。

 
■獣人/鼠 10CP

 体力-1 敏捷力+1 知力-1 生命力+2
 柔軟 鋭敏視覚 鋭敏味覚・嗅覚
 かんしゃく 社会的弱者/一部地域での被差別集団

ねずみ、リスなどの、ネズミ科の獣人です。
小柄な体格と、くりくりっとした丸い瞳が特徴です。ごく最近まで種族全体が実験動物として扱われてきたというイメージが強いため、感情のコントロール・・・特に対人関係での・・・が苦手で、ふとしたきっかけで感情を爆発させて、大暴れをしてしまうこともあります。
そんな性格のおかげで、今でも種族としての評価はあまり高くありません。ただ、なまじそのコンプレックスが強いだけにとても勤勉でもあり、一度引き受けた仕事には全力で取り組みます。

街での職業:製造業、下請け、実験動物。

■獣人/袋鼠 10CP

 知力-1 生命力+2
 超跳躍Lv1 頑強Lv1 意志の強さLv1 ポケットがある
 原始的Lv1 赤貧 かんしゃく

普段は温厚なものの、敵と判断した相手に対しては容赦なく殴る蹴るの暴行を加える獣人族きっての武闘派、カンガルーの獣人です。
カンガルー獣人はおなかにポケットを持っていて、その中に小物を入れて持ち歩いています。
この中には体力と同じだけの重さの物を入れることができ、その重さはないものとして扱ってください(大変危険ですので、尖った物は入れないでください)。例えば体力が10のカンガルー獣人は、袋の中に最大10kgまでの荷物を入れる事ができます。
彼らはアロクラ王国の人里はなれた場所に小さな集落を作って暮らしており、男達は成人すると町に出て、身につけたキックボクシングやプロボクシング、ムエタイなどの技術を使って用心棒をしながら家族に仕送りをします。
多くのカンガルー獣人は町に道場を持つ夢を抱いていますが、そのほとんどが天寿を全うすることなく命を落としていく戦いの種族として知られています。

街での職業:用心棒、傭兵、闘士。

■ 獣人/蝙蝠 10CP

 体力-1 知力-1
 翼での飛行/ただし軽荷以下のみ ソナー やせっぽち
 超音波聴覚 社会的弱者/一部地域での被差別集団
 近視(ソナーで周囲がわかるのであまり不便はありませんが、当然文章や色には苦労します)

蝙蝠獣人は本来全てが雑食性で、伝承のように吸血を行う者や邪悪な者はごく一部です。
獣人としては少し珍しい種族ですが、蝙蝠の姿をした鳥人・ヒドラ=リキュアーの活躍によって、最近認識度が高まってきました。
とはいっても、当然獣人を差別する人達の間では、彼女などいなかったことになっているのですが・・・。

街での職業:便利屋、宅配業、偵察、夜間警備員。無職。

 妖精
■ ノーブルプリン 5CP

 体力-1 敏捷力+1 知力+1
 軟体 魅力的 名声/善人/大集団/いつでも
 倭人症 短命 正直

アロクラ王国のソーボーキンを中心に生活しているノーブルプリンは、女性比率が高く短命な、妖精の一種です。
その名の通りプリンのような外見をした生き物で、人間にはほとんど見分けがつきませんが、野生のプリンとは猿と人間程の差があるのだといいます。
かわいらしい外見と、思いやりのある優しい性格のおかげで、ほとんどの地域でマスコットキャラクター的な人気があります。
しかし背が低いために移動力は-1されてしまい、跳躍の際にも体力が4少ないものとして計算しなければいけません。戦闘時は通常のキャラクターよりも50cm低い位置に立っているものとみなし、足を攻撃する場合+2修正、頭を攻撃する場合-2の修正がつきます。同様に、通常のキャラクターがノーブルプリンの足を攻撃する場合、命中に-2の修正がつきますが、頭を攻撃する場合には+2の修正を受けることができます。さらに、通常の攻撃や射撃でノーブルプリンを攻撃しようとしたキャラクターは、命中修正に-1の修正を受けます。小さい的は狙いにくいのです。

街での職業:多様。

 
■ ヒューマノイドプリン 20CP

 敏捷力+1 知力+1
 柔軟 魅力的 正直 名誉重視/ヒューマノイドプリンの名誉
 魔法の素質Lv1 誠実

ヒューマノイドプリンは、プリンと人間の良い点を併せ持つ、大変優れた種族です。
それゆえに人間に受け入れられず、いまやアロクラ王国やスガルア王国ではほとんど見かけなくなってしまいました。
しかしゾンム帝国の人々だけは、意識の高さで通ずるものがあるのか、ヒューマノイドプリンに対して対等な立場で接してくれました。今は、優れた種族として帝国につくすことが、ヒューマノイドプリンの誇りとなっています。
ヒューマノイドプリンは、一族の名に泥を塗るようなまねをしてはいけません。侮辱されることよりも、侮辱されるような欠点を持つことや、侮辱によって冷静さを欠くことを問題視し、日夜肉体と精神の鍛錬にはげみます。人を補佐する立場にあることが多いのですが、いかなる状況でも力が発揮できるよう、全てにおいて万能でなくてはいけないのです。
彼らは物事において敵味方問わず公平でなくてはならず、間違いは、たとえ命を落とすこととなったとしても正さねばなりません。本人たちは気がついていませんが、ヒューマノイドプリンは、実はとても負けず嫌いな種族なのかもしれません。

街での職業:兵士、管理職、研究職。

 
 魔族
■ 魔族/コピー人間 0CP

 生命力+5
 赤い瞳 荷重は軽荷まで(持ち上げたり投げたりは可能)
 残虐 ヒットポイントが0で動かなくなる(気絶or動けない)
 危険な使命/上位魔族には逆らえない

この世界で悪魔と称される謎の生命体・Mが作り出した魔法生命体で、文字通り悪魔の手先です。
各地の屈強な戦士達の能力を複製しているため、先天的にとても強力な戦闘能力を備えており、さらに強力な者は魔族によって与えられた魔法の装備によって武装していることも少なくありません。
コピー人間は存在自体が悪であり、当然街の中へ入ることすらも許されません。魔族以外の仲間は引き離され、パーティーを組むことも困難でしょう。さらに、生命を滅ぼすことが種の存在意義のようなものですから、たとえ意志で押さえつけていても、心の奥底では他人を殺したくてたまりません。
この種族はあまりプレイヤー向きとは言えないので、使用の際には十分に注意をしてください。街からシナリオをスタートすれば、外に出る頃には死体になっている可能性もあるのです。しかしそんな時でも、上位魔族はよほどの気まぐれでない限り手助けはしません。彼らにとっては、コピー人間などただの消耗品に過ぎないからです。
冒険が進めば、いつかはオリジナルの自分と対決する機会もあるかもしれませんし、オリジナルの自分をよく知る人物なら、あなたの存在に不自然で不愉快な感情を抱くでしょう。
そのような難しい立場ではありますが、通常の種族に飽きてしまったプレイヤーなら、挑戦してみるのも一興かもしれません。魔族であるがゆえに迫害されたり、葛藤に苦しむことも、この種族の醍醐味なのです。
なお、例えば獣人のコピー人間ならば、二つの基本セットを同時にとることも可能です。

街での職業:人殺し。

 
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